ギリシャ危機なんとかなりそうか？
こんにちは、サポートブログ編集長です。
ギリシャ危機ですが、ヨーロッパ時間の月曜朝に、支援合意がひとまず取りまとまりましたね。
ウォールストリートジャーナル紙によると、今回の支援内容は３年間で総額860億ユーロを資金提供するというもの。
ただし、この支援プログラムの実現のためには、かなり高いハードルがあります。。。
まずは、２週間前の国民投票で否決された財政健全化策以上の緊縮政策を実行に移すことが、支援の条件です。
今回の交渉で、ギリシャのチプラス首相はトロイカに負けを認めた形になったので、何が何でも、財政健全化策（例えば、年金給付額削減や消費増税）を実現するのでしょう。今のギリシャ野党は、元々、緊縮路線を推し進めようとしていたので、財政改革関連の議会運営はやり易いのではないでしょうか。
２つ目の条件は、今後数年間で、500億ユーロ相当（！）のギリシャ国有資産の売却。ギリシャに国有資産がこれだけあることは、正直驚きですね。この売却益は、IMFへの借金返済や銀行への資本注入に充てられる見込みです。
首の皮一枚でユーロ離脱を免れているギリシャですが、まぁなんとかなりそうな感じでしょうか。
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