規制は締め付けすぎず緩すぎず、がよい
こんにちは、サポートブログ編集長です。 昨日から新年度が始まりましたね。
黒田東彦日銀総裁が「異次元の金融緩和」を掲げて質的・量的金融緩和を開始して3年が経過したことになります。
去年までは円安&株高のトレンドが続き、一時はドル円125円、日経平均20,800円超えを達成するなど非常に好調でした。
しかし、年明けからは円高&株安トレンドに入って姉妹待っています。これは一過性の調整なのか、それとも完全に潮目が変わった兆しなのかはもう少し注視する必要がありますね。
さて、ここ数日の金融ニュースでは、有力者や著名人の租税回避リストが流出しセンセーションを巻き起こしています。流出したリストには、ロシアのプーチン大統領やFCバルセロナ所属のメッシ選手らが名を連ねているそう。
流出した経緯はどうあれ、パナマのタックスヘイブンとしての立ち位置は大きく傷つけられてしまいましたね。
こういう案件が発生して個人的に懸念するのは、金融規制が過度に強まってしまうこと(もちろん、脱税やマネーロンダリングは犯罪なので当然看過できません)。
政府による規制が過度に強まることは、百害あって一利なしではないでしょうか。
産業全般に当てはまるに、規制はほどほどの水準が好ましいのです。
規制が弱まって業界内の競争が促進されると、私たちユーザーにとって大きなメリットが生まれます。
例えば、携帯電話業界。
参入規制が緩まって、多くのネットワークプロバイダが携帯電話市場に参入してきました。その結果、携帯電話料金が値下げされ、SIMフリーなど新サービスも世に普及したわけです。
金融についても同じことです。
銀行業界では、現在、2019年に適用される「バーゼルⅢ規制」について揺れに揺れています。バーゼル規制とは、主要国の金融当局が取り決めた、銀行の自己資本規制のルールです。銀行の健全な運営を維持するため、というのが規制の目的ですが、現在議論の対象となっているバーゼルⅢはかなり過度な規制と言えます。
バーゼルⅢでは、リスク資産への投資に対して、より多くの自己資本を維持しておくことを銀行にたのs課すこととなります。これにより、銀行がリスクを取ることや企業への貸し出しにより消極的になる恐れがあります。
銀行の健全化のためのルールが、銀行の業務の歯止めになってしまうのは本末転倒ではないでしょうか。
ここ1.2年の金融業界の明るい話と言えば、フィンテック企業の隆盛が挙げられます。
金融規制が行き過ぎて、せっかく芽吹き始めた新しいサービスの成長を阻害しないようにしてほしい限りですね。
もちろん、FX業界においても、業界の活性化を促すために行き過ぎた規制は望ましくないのは言うまでもないでしょう。
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