FXCM、アメリカ市場から撤退へ
こんにちは、XMサポートブログ編集長です。
今週、あるニュースが海外FX業界に衝撃を与えました。
それは、「FXCMのアメリカ市場撤退」です。
今週月曜より、アメリカ市場の顧客ベースの売却、リストラの健闘などFXCMに関するニュースが立て続けにFXニュースサイトで公開されています。
かなり情報が錯綜していますので、今回の騒動を順序立てて整理してみましょう。
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発端はCFTCによる処罰
今回センセーションを巻き起こしている、FXCMのアメリカ市場撤退は、米商品先物取引協会(CFTC)による制裁が発端となっています。
CFTCの声明によると、2009年9月から2014年までにFXCMはプライス提供元との関係についての虚偽の情報や誤解を与える情報を、顧客に説明していたとのことです。
これを受けて、CFTCはFXCMに対して、700万ドルの罰金とCFTCからの除名を言い渡しました。加えて、FXCMのCEDOであるDrew Niv氏はアメリカ国内のFX業界から追放されることが決定されました。
CFTCからの除名イコール、アメリカ国内での営業停止ということを意味します。
Forex Magnatesの調査では、FXCMはアメリカ市場でNo.1のFXブローカーですから、アメリカのリテールFX業界に与えるインパクトは尋常じゃないほどに大きいです。
(出典:Forex Magnates)
GainCapitalへのアメリカ事業の売却
CTFCによる処置の報道の翌日、2/7(火)に明らかになったニュースが、GainCapitalによるFXCMアメリカ事業の買い取りでした。
アメリカ第1位のFX業者FXCMと、アメリカ第2位のFX業者GainCapital。
記事では、両社がFXCMのアメリカ国内の顧客ベースの売買で合意しており、金額面の折り合いとCFTCによる承認がクリアできれば、交渉が成立すると報じられています。
FXCMの株価が暴落
この一連の事態を受けて、NASDAQに上場しているFXCMの株価は50%以上下落しています。
GainCapitalも上場しているので、おそらくFXCM株はGainCapital株に転換されることになるでしょうが、その価値はどのくらい毀損されてしまうのでしょうか。。
今後の展開
FXCMの一件で今後の焦点となるのは、「Gain CapitalとFXCMが最終合意に至るのか?」という点です。
(【追記】どうやら、こちらの記事によると最終合意に至ったそうです。)
また、トランプ大統領はFXを含むアメリカ国内の金融業界の規制を強化した「ドット・フランク法」の緩和を目指しています。
この決定が実現するか否かも、今後注視していきたいポイントですね。
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