分かってますか?「投資家補償基金」の中身
こんにちは、サポートブログ編集長です。
突然ですが、みなさん、投資家補償基金でご存知ですか?
キプロスの金融監督機関CySECのライセンスを取得しているブローカーの多くが、顧客資金保護のスキームの1つとして提示していますので、名称は知っているかもしれませんね。もちろん、XMもこの制度を利用しています。
問題は、法的文書の全てが英語で提示されているので、日本人のトレーダーにとって内容をいまいち掴みづらいということ。XMはグローバルブローカーですので、世界の標準言語である英語で資料を準備するのが当然と言えば当然なのですが。。。
そこで、今回は、皆さん、名称は知っているけども詳しい内容については不透明な“投資家補償基金”を丸裸にしてみたいと思います!
投資家補償基金への参加は、CySEC会員ブローカーの義務
まず、そもそもの背景として、EUの金融商品市場指令(いわゆるMiFID)という健全な金融市場の運営を実現するための法令があります。
これとの整合性を取るため、キプロスには、Investment Services and Activities and Regulated Markets Law(投資サービス活動および規制市場法、2007年成立)という国内法が作られました。
Investment Services and Activities and Regulated Markets Law
そして、この法律の17条は、「キプロスのブローカーは、投資家補償基金に参加しなければならない」と規定しています。
ブローカーがデフォルトした時を想定したスキームである
投資家補償基金を利用できるケースは、ブローカーが破たんして下記の事象が発生した場合であると、XMの法的文書には規定されています。
キプロスブローカーではありませんが、今年のスイスフランス暴騰の際に破たんしたAlpari UKがFCAの投資家補償基金制度を利用して、顧客に資金を返還したのは記憶に新しいと思います。
補償金の額は最大20,000ユーロ相当まで
XMの法的文書によると、法的に決められた手順に従って、補償金の額は計算されることになるそうです。口座残高などによって個々人の補償金は異なりますが、最高補償金は、20,000ユーロ相当を限度とする、とのことです。
以上、参考になりましたでしょうか?
金融市場で何が起こるか―、だれもそれを完璧に見通すことはできません。スイスフランショックがその好例です。もしもの備えについて、理解しておくことは無駄にはなりません。
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