【日本時間12/17午前4時】FOMC声明発表直前!主要エコノミストの見解を比較してみる
こんにちは、サポートブログ編集長です。アメリカ時間12/16(水)午後2時(日本時間12/17(木)午前4時)に、FOMCの声明発表が迫っていますね。数日前から利上げ実施を見越してか、USDを含む通貨ペアの値動きが大きくなってきました。
今回はFOMC声明直前!ということで、主要エコノミストの見解を比べてみようと思います。
比較するのは、下記の3つのレポートです。
Goldman Sachs
ゴールドマン・サックスのFOMC直前レポートのポイントは下記の通りです。
- 利上げは確実に発表されると思われる。
- 政策金利利上げ幅は0.25~0.50%程度であろう。
- 利上げは今回限りではないはず。「徐々に利上げしていく」ことが暗示されると思われる。
- 追加の利上げは、経済見通しの結果に依存するだろう。
ゴールドマン・サックスのレポートは、会合後の声明発言の内容にフォーカスをした分析でした。
Morgan Stanley
モルガン・スタンレーのレポートのポイントは次の通りです。
- FOMCでは、「徐々に利上げしていく」というメッセージが織り込まれるだろう。
- 2016年中に、2回もしくは3回の利上げが行われるのではないか。
- FOMCがメッセージ伝達に失敗した場合、USDはG10通貨(メジャー通貨)に対して弱くなるだろう。
- そのため、メジャー通貨ではAUDとCAD、マイナー通貨ではTRYとBRLに対してUSDをロング(買い持ち)するべき。
モルガン・スタンレーのレポートは、具体的なUSDの取引アドバイスにまで踏み込んでいる点に特色がありますね。
Bloomberg
ブルームバーグでは、FRB/FOMCウォッチャーとして有名なオレゴン大学教授のTim Duy氏が寄稿しています。
- 今回の利上げ幅は0.25%であろう。
- 追加利上げは、ゆっくりとしたペースで行われるだろう。
- 追加利上げの方針は、その時点の経済の状態によって左右される可能性あり。
- 過去の結果を考慮すると、利上げ後、ドルは下落するだろう。
まとめ
印象深いのは、全てのレポートが政策金利の利上げは今回きりではなく、”徐々に”追加利上げをしていくと期待している点ですね。モルガン・スタンレーとブルームバーグはドル相場の影響にも言及しています。双方の見解が全く逆なのが興味深い。。。
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