安易な両建ては損失を拡大させるだけ
こんにちは、サポートブログ編集長です。
ここ数日はトレンドが読みづらくちょっと怖いので、トレードは様子見です。
自信を持って取引できないときは、敢えて逃げるのも良い手だと思います。
さて、今日は両建てのお話です。
両建てをする効果と言えば、同じサイズの売りと買いのポジションを持つと必要証拠金が相殺される、という現象があります。
証拠金維持率に余裕がない時に、ロスカットを避けるために急場しのぎで両建てをするという方もいらっしゃるかもしれません。
でも、両建てを解消するタイミングを逃すと結局大きな損失を抱えることになります。
両建てをしていれば証拠金維持率は減少しない、
この特徴のために、両建てをしているとその状態を維持しておきたくなる衝動が生まれます。
両建てしてしまう状況というと、次のようなケースではないでしょうか。
114.00円で値上がりを予測してドル円を0.1lot買う、とします。
しかし、想定とは逆に113.50円まで円高が進んで、5,000円の含み損が生じてしまいました。
「損切りしたいけど、もう少し含み損が減ってから損切りしよう」と考え、そのポジションを維持しることに決めました。
含み損の縮小を待っていても相場は戻ってこないため、含み損は拡大するばかり。
下げトレンドは112円台になっても止まりません。
112.90円で含み損は11,000円までになっていました。。
「含み損を確定させたくないけど、この下落トレンドに乗っておきたい」という欲のため、含み損の買いポジションを維持したまま、売りポジションを追加で建ててしまいます。
下降トレンドに乗って売りポジションが含み益を増やしていく一方で、最初に建てた買いポジションの含み損はますます拡大します。
111.70円で、「どう頑張っても含み損を回避できないこと」を悟って、23,000円の損失を泣く泣く確定させることに。。。
以上で書いたようなシチュエーションは、早めに潔く損切りして方向転換(=ドテン)しておけば最小限の損失で済みました。
改めて、見切りを付けて損切りするタイミングの重要性が実感できる例だと思います。
両建てしてポジションを放っておくと、結果的に取り返しがつかない状況に陥ることが多いので、おすすめできません。
みなさんのFX取引の参考になれば幸いです。
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