一転、リスクオフ相場へ
為替市場は全面調整モードというかリスクオフな動きとなっていますね。主要クロス円通貨ペアは揃って、大きく値を下げておりなかなか上昇できていません。
ドル円は先週木曜に131.15円を超えてから失速し、あれよあれよという間に一時111円割れを経験しました。現在は111.00~111.30円の狭いレンジで推移しています。レンジの上限下限で売買をコツコツ繰り返すのが良さそうです。
ユーロ円は先週から継続して下げトレンドを維持しています。131.80円台から2円ほど下げ129.90円近辺で取引されています。これは積極的に売っていくしかありません。
ポンド円もユーロ同様、149円から一本調子で145円台まで下げていましたが、今週になって底を打ったかに見えますね。現在は146.30円まで戻しています。でも、ここで買いに手を出すのは怖いので戻り売りでエントリーするのが賢明でしょう。
さて唐突に相場の流れが変わった印象がありますが、実はこの動きにはいくつかの要因が絡み合っています。
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トランプ大統領の「ドル高批判」と「FRBへの口先介入」
前回の記事でお伝えした通り、先週木曜日にトランプ大統領はドル相場に関して、「ドル高は輸出にとって望ましくない」と発言しました。さらに、アメリカ大統領のこれまでの政治的慣習を破り、FRBの利追加上げについてクレームを付けました。
アメリカ大統領がFRBの金融政策に口先介入することは前例がなく、これによりドル円相場は大きく反応したものと思われます。
G20声明、「貿易摩擦は世界経済を後退」
先週末、ブエノスアイレスでG20財務相・中銀総裁会議が開かれ、その共同声明において保護主義に対する懸念が盛り込まれました。
主に、米国が引き起こしている貿易摩擦をやり玉に挙げており、明確に世界経済に対するリスクであると強調しています。
中国同様に、EUも米国との間で貿易摩擦が発生しているため、ユーロ円の下げを加速させた要因であると言えます。
日銀、金融目標柔軟化
前週末に、日銀が長期金利の誘導目標を近い将来修正するとの報道が出ました。
これを受けて、長期金利が急上昇。日米の金利差が縮小したため、円に買いが集中しました。この円買いの勢いがクロス円通貨ペア相場の下落に大きく寄与していると言えます。
世界的にバケーションモードに入りつつあり、先週よりも市場の動きは緩慢としていますが、まだまだ予断は許さない状況です。また、トランプ大統領は無秩序にツイートをするため、思いもよらないタイミングで相場が大きく動く可能性があります。
7月後半から8月は「夏枯れ相場」なんて揶揄されますが、今年の夏の相場は例年よりも動くのではないかと個人的に思っています。
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