日銀金融政策変更が相場を動かす
昨日のクロス円通貨ペアの相場は久しぶりに大きく上に動きましたね。
変動の要因となったのは、日銀による金融政策の変更でした。
2週間前に時事通信が「長期金利目標の柔軟化」をいち早く報道したこともあり、昨日の金融政策決定会合と黒田総裁の記者会見に対して、いつも以上に注目度が高まっていました。
日銀関連のイベントと発言に市場からの注目が集まるなんて、かなり久しぶりで驚きです(笑)
昨日の記者会見では、事前に報道されたように、黒田総裁は長期金利の変動幅を拡げることを決定。事実上の金利上昇を容認するものと市場では受け取られました。
この会見直後、ドル円などクロス円通貨ペアは急上昇!
先週110.80~111.00で推移していたドル円は112円を目指す勢いで買われました。ロンドン時間、NY時間でも買いは継続し、ついに112.15円に到達。
しかし、深夜のFOMCでパウエルFRB議長は利上げ見送りを発表。このニュースが市場の失望売りを誘いました。トランプ大統領による対中追加関税の発表もドル円売りの援護射撃になったとも言えそうです。
それでも思ったよりも売りは強くなく、111.40円近辺でまた上昇に転じます。まだ底堅く展開しているので、111.55~60円近辺の水準で買っておけば、112.00円で利食いできそうですね。
ドル円以上に激しい動きになったのがユーロ円です。
先週金曜クローズ前に上昇トレンド突入の兆しがあったユーロ円ですが、日銀イベント後に買いが加速。2週間ぶりに131円に届きました。
ユーロ円の価格調整はドル円よりも顕著で、約1円ほど下げています。NY時間はEU関連のイベントは無かったため、ユーロドルが下げたことに釣られたのだと思われます。
現在も下げの勢いは弱まらないため、買いエントリーは様子見した方が良さそうですね。個人的には、129.80円で小さいポジションで買って、130.40円での利益確定を目指してみようと思います。
ポンド円もユーロ円と同じ展開でした。
今週の月曜オープンからじわりと上昇していましたが、黒田総裁の記者会見直後から上昇ペースが上がります。ロンドン時間でポンド円も2週間ぶりに147円に到達し、途中利益確定売りが入りますが、NY時間で再び147.10円に肉薄します。
昨夜クローズ直前に大きくポンドが売られたのは不思議ですが、現在も下げ止まっていません。本日は20時にMPC(イングランド銀行金融政策決定会合)が予定されており、ポンド円にとって大事な日です。
カーニー総裁の発言を受け、市場は+0.25%の利上げを見込んでおり、もし「現状維持」との判断だった場合、145円台まで失望売りが進むことも考えられます。
とりあえずポンド円は今の価格で売りエントリーして下げトレンドに乗っかるのが賢明でしょうね。
夏休みシーズンに入り市場参加者が比較的少なくなっているため、相場が動きやすくなっています。予測しない展開になることもあるので、あまり無理せずトレードしていきましょう!
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