XMサポートブログ

XMを中心に、海外FXのこと、口座開設手順、お得なプロモーション情報、ツールの使い方、困ったときのFAQ、その他最新情報について、当ブログの独自ネットワークを駆使してご紹介していきます。みなさんのFXライフの助けになれれば幸いです。

クロス円相場、反転!

一般的に「夏枯れ」と呼ばれ、取引量が減って閑散とすると言われる8月のFX市場ですが、今年はどうやら違うようですね。

 

ドル円、ユーロ円などクロス円通貨ペアは非常に活発に動いてトレードし甲斐があります。

 

ここ2週間、クロス円通貨ペアを下げていた要因としては、

アメリカの追加関税
・雇用統計含め期待はずれなアメリカ経済指標
・進展の見えないブレグジット交渉
トルコリラ危機

 

先週、このブログで注目していた日米貿易協定ですが、結局予想通りに結論は持ち越しとなり、相場にインパクトは与えませんでしたね。

www.nikkei.com

 

xm-fx.hatenablog.jp

 

いずれにせよ、上記4つの要因が絡んでクロス円が売られていたと考えられます。

 

アメリカの追加関税

先週、トランプ大統領は米通商代表部(USTR)に対して、中国からの輸入品160億ドル分に対して新たに追加で25%の関税を課すよう指示しました。

 

中国もすでに同規模の報復関税を課すことを決めており、米中の貿易摩擦は泥沼化しています。さらに、アメリカは立て続けにトルコからのアルミニウム・鉄鋼製品に対しても、関税引き上げを決定しました。

 

これは、「トルコリラとの急落から受ける経済的被害を相殺するため」と説明されていますが、「トルコで米国人牧師が拘束されていることを受けての経済制裁」という側面も否定できません。

jp.reuters.com

 

トルコのエルドアン大統領は一歩も引かず徹底抗戦の構えを示しているため、米・トルコの間でも貿易戦争が激化しそうです。

 

弱いアメリカ経済指標

今月の雇用統計は雇用者数が市場予想を下回るなど、若干肩透かしな内容でした。加えて、先週のPMIも市場予想に届かず、ドルには失望売りが発生。

 

とはいえ、現状の世界情勢を見ると貿易戦争など売り材料が多く、リスクオフな市場心理のため、経済指標の数字が良くてもなかなか買いにつながらないと思われます。。。

 

現実味を帯びた「合意なしのブレグジット

先週からにわかに、イギリス政府関係者からブレグジットに関して悲観的な声が出始め、ポンド円を大きく下げています。

f:id:xmforex:20180814132805p:plain

 

カーニーBOE総裁そして、フォックス貿易相から相次いで、EUとのブレグジット交渉での合意に対する懸念が表明されると、ポンドは大きく下げ始めました。

jp.reuters.com

 

カウンターパーティーであるユーロも釣られて下げるなど、影響は拡大しています。

 

トルコリラ・ショック

一連のトルコリラ急落の発端となったのは、エルドアン大統領の権力掌握への懸念です。今年6月に実施されたトルコ大統領選において、現職のエルドアン大統領が再選し、より一層の影響力と権力が同氏に集まることになりました。

 

トルコにおける独裁を危惧して、市場ではトルコリラが売られ始めました。通貨価値が下落するとインフレ気味になるため、トルコ中銀は利上げを実施すべきなのですが、利上げを嫌うエルドアン大統領に忖度して、中銀は利上げに踏み切れていません。

 

中央銀行の独立性がトルコで保たれていない事実も売り材料となり、さらなる売りを招いています。ここに、上で述べたアメリカとの関係悪化も加わり、加速度的にトルコリラが急落しているわけです。

news.yahoo.co.jp

 

トルコリラ関連の債権・証券を保有している欧米の金融機関の財政基盤への懸念に波及し、ドル、ユーロなどにも飛び火して売られている格好です。

 

昨夜、トルコ中銀が金融システム安定のための措置を発表したことを受け、クロス円は一旦上昇に転じています。例えば、ドル円は110.85円まで戻しています。

f:id:xmforex:20180814133135p:plain

 

しかし、追い風となる買い材料がないため、111円台に乗せられるかが今後のトレンドを占うカギとなります。

 

ユーロ円、ポンド円も同様に底を打ったように見えますが、やはり戻り売り戦略が有効でしょうね。

 

 

★8月も100%ボーナス継続中!
最大13,000円の口座開設キャッシュバックもあり!

XMのかんたん口座開設サポートはこちら
XM 口座開設

 

海外FXならXM、海外仮想通貨取引ならBXONE!
BXONEの口座開設はこちら

 

ブログランキング参加しています。
応援していただけると嬉しいです。

海外FX ブログランキングへ