ドル円を尻目にユーロ円とポンド円が着実に回復中
トランプ大統領のFRB批判や米中貿易戦争、米トルコ対立などが材料でドル円に注目が集まっていますが、その裏でユーロ円とポンド円が大きく値を伸ばしています。
ユーロ円は先週水曜に124.85円まで下げたのを底にじわじわと上昇し始め週が変わっても上昇は止まりません。現在、2週間ぶりに128.17円まで回復しています。
ポンド円もユーロ円と似た値動きとなっています。水曜日に139.90円で底を打ち、上昇しています。こちらも2週間ぶりの水準となる142.70円まで値を戻しました。
先週はEU圏とイギリスでCPIやGDPなど指標発表が相次いだわけですが、事前予想とほぼ同じか若干予想を下回る結果であり、買い材料として働いたという印象はありません。個人的には、ユーロ円とポンド円が買われている状況がちょっと不思議です。。。
直近では、イギリスのEU離脱（ブレグジット）に関する交渉が当初想定した10月に合意できそうにないとの報道が出ていますが、相場には特に反応は見られません。
交渉期限である10月に合意できずにEU離脱する可能性が濃厚になってきたことを受けて、イギリス政府は「合意なしの離脱」に向けた準備プランを段階的に公表しています。ですが、これが市場で買い材料として見られているとも思えないんですよね。。。
ユーロ円・ポンド円トレーダーの「動かざること山の如し」なメンタルには恐れ入ります（汗）まぁ、どんなに理由づけをしたとしても、「チャートの動きが絶対的正義」なわけですから、素直にトレンドに従って買っていくのが吉でしょうね。
改めて、FX市場の奥深さを痛感している今日この頃です。
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