底堅いドル、失望売りのユーロ
こんにちは、サポートブログ編集長です。
前回の記事でご紹介した通り、本日はアメリカ独立記念日です。今夜のアメリカ時間は取引量は少なく、スプレッドの広がりや突発的な値動きが見られるかも知れません。証拠金維持率にはご注意を。
祝日を控えた直近2日、英米の報道が売り材料となりドル円は日本時間に107.50円まで下げました。週明けの窓を完全に埋める動きだったため、売りポジションを持っていた方はちょうど良い利益確定タイミングでしたね。
材料視されたのは、ナヴァロ米大統領補佐官の発言。G20サミットで決まったファーウェイに対する制裁緩和について、「5G通信網から排除」を維持すると明言したため、市場は冷や水を掛けられた格好です。
そして、珍しくカーニーBOE総裁発言が市場に影響を及ぼしました（笑）3日早朝の講演で、景気下振れリスクを強調。市場はこれを「早期利下げの可能性あり」と受け取りました。ポンドに引きずられる形で英金利と米金利が低下し、ドル売りに拍車が掛かります。
気分よく独立記念日を迎えたいからか（？）、それでも円高は一服。昨夜からドル円は反転！108円は回復していませんが、107.80円台を維持しています。
これに対して、ズルズルと下げているのがユーロです。
週明け、上に窓が開いて大きく急進していたのは皆さんご存知の通りですが、直後からユーロ円は反落してしまいます。
このトレンド急変の背景には、ECB関係者による「7月利下げ急がず」の発言に加えて、次期ECB総裁にラガルドIMF専務理事が内定したことがあります
市場はバイトマン独中銀総裁の次期ECB総裁就任を期待していたこともあり、市場はユーロの失望売りに。。。123.34円から121.33円までおよそ2円の下落となりました。
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