海外FX業者、MiFID II対応を急ぐ!
海外FX、とくにヨーロッパのFX業界では規制当局の引き締めが強くなっているのをご存知でしょうか。
EUの金融規制の元締めであるESMAという機関があるのですが、ここが去年よりEU加盟国の現地当局に対して圧力を強め始めました。
それはなぜかというと、現行のEU圏内の金融サービス法規制であるMiFID(金融商品市場指令)の次世代版「MiFID II」が2018年1月3日より施行される予定であるため、その地ならしを始めたからです。
真っ先に反応したのはキプロスのCySECでした。
傘下のバイナリ―オプション業者に対して禁止をちらつかせながら営業方針を変えさせたり、FXの広告・マーケティングルールを修正したり、ここ数年見られなかったほどトップダウンで改革を断行しています。
EU圏内でのボーナス提供停止やレバレッジ制限も導入されました。
日本国内のFXでも現在、レバレッジ規制で10倍にすることが議論されていますが、正直サービス内容に強制的に介入するのは極力避けた方がいいのではと私は思います(入出金や顧客資金の取扱いに関しては別だけど)。
XMのレバレッジ888倍にしても、それは選択肢の1つに過ぎません。最低1倍から最大888倍までたくさんチョイスがあるんですから、かならず高レバレッジを選ばなければいけないということではないんです。
リスクを取りたくない人は低レバレッジを選べばいい。リスクを自分の許容範囲で取れる人はレバレッジを上げればいい。
その違いというか幅というか、多様性を捨ててはいけないと感じます。
正直、これまでのCySECは怠慢でした。しかし、デメトラ議長が就任して以降、現在のCySECは仕事をし過ぎる(苦笑)。両極端なんですよね。。。
CySECの悪口はこれまでにして(笑)、ともかく、EU圏内向けに営業しているFX業者はMiFID IIがブローカーに課す取引報告義務を遵守する対応を現在始めています。
懸念事項はMiFID II思考と併せて、サービス内容についてESMAが追加で引締めを指示するのではないか、ということですね。
そんなわけで、アジア圏のトレーダーを受け入れているFX業者では、別ライセンスに移管する流れが始まってきているようです。
適度の規制・管理は必要ですが、「過ぎたるは及ばざるが如し」ですよね。
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