現状のFX市場ではドル買いが安全牌
前回の記事で書いた通り、チャートの動きはかなり予測が難しい展開となりました。まさか、上に抜けて114円にタッチするとは思いもしませんでした。。。
中間選挙が民主党が下院の過半数を押さえたことで、トランプ政権の暴走がある程度コントロールされるとの期待感もドル買いに一役買ったかもしれません。さらに、ドルインデックスも好調で、上昇を続けていることもドル買いを支えています。
本日もドル買いの勢いは強く、114.10円台まで買われています。来月のFOMCでは利上げが確実視されていることから、来月までドル円の上昇トレンドはある程度は維持されるのではないでしょうか。
対照的に、ユーロとポンドは不安定な値動きに終始しています。イタリア財政問題、そしてブレグジット交渉に関する報道に一喜一憂しており、乱高下を繰り返しています。
イタリアとEUの対立が鮮明
イタリア政府は今週13日(火)までに19年度予算修正案を欧州委員会に提出することが要求されています。
トリア伊経済相は予算案の大枠を変更しない方針を表明しており、EUとの対立の溝はじわりと深まっています。
メルケル政権が独地方選挙で連敗するなど、ここ数週間欧州ではユーロ買いとなる材料があまりでてきていません。対円では中間選挙後のリスクオンの流れでユーロも釣られて買われましたが、その効果もすでに切れてしまった模様です。
先週は一時130円まで買われていましたユーロ円は、先週月曜のオープン価格を割り込み、128.67円近辺まで売られています。
イタリア予算修正案に対するやり取りで、さらにユーロ円は売られる可能性がありますのでご注意ください。
ブレグジット交渉を受け、イギリス国内で動き
11月初頭には、「EU側がアイルランド国境問題で妥協案を出す」「英閣僚が11月中の交渉合意を示唆」など、前向きな報道が出ていましたが、先週はネガティブな話題ばかり出ていました。
まずは、ジョンソン運輸副大臣がブレグジット交渉を批判し辞任を表明。
そして、ブレグジット交渉の渦中にある北アイルランドの地域政党DUPは「北アイルランドをイギリス本島と分離させる妥協を支持しない」、とメイ政権を牽制する発言を出しました。
フォックス貿易相がコメントした通り、今月内のブレグジット合意は難しいかもしれません。そうなると、先月の臨時EU首脳会議で取り決められたように、クリスマス直前の次回会合までブレグジット交渉はもつれるおそれがありますね。
このように、現状ユーロとポンドはかなり不安定な情勢であるため、安易なトレードは手控えた方が良さそうです。
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