クロス円、全面高!
前回の記事で、「こう着状態だったクロス円は今週動くのでは?」と書きましたが、見事的中しました!(自画自賛w)
しかも、ドル円、ユーロ円、ポンド円ともに上に抜けた形なので、買いポジションを持ってた方は利益をゲットできて大満足ではないでしょうか。
米朝決裂も、ドル上昇
今週のドルはここまで、パウエルFRB議長による2回の議会証言、米朝首脳会談、を経験しています。
パウエル議長は基本的にはFOMC議事要旨に沿った、利上げ休止の方針を強調。金融政策に対して慎重なかじ取りをしていくハト派な態度を示しました。
FRB要人発言のトーンダウンと、同時期のインド・パキスタンの両軍衝突のニュースもあり、リスク回避的にドル売りへ。一時ドル円は110.35円を割りましたが、割安感による買戻しとドル指数など指標の良い数字の効果で反発。
そして、27~28日の日程で開催された米朝首脳会談。外交交渉を「商談(ディール)」と捉えているトランプ大統領のことだから、ごり押しで何かしらの合意を取り付けてしまうのではと懸念されていましたが、意外にも合意不成立!
「北朝鮮と中途半端な譲歩をされるよりも、妥協なき平行線の方がマシ」というのが市場の反応なのか、市場ではドルに買いが殺到!
12/25以来の水準となる111.70円台まで上昇しています。週明けまでこの勢いが続くのか気になるところです。
メイ首相の方針転換でユーロとポンド買い
そして、欧州でも今週は動きが。
EU離脱交渉方針を巡る、27日の英議会下院審議がターニングポイントとなるため、市場参加者からの注目を集めていました。数日前から英政府・与野党の動向が出る度に、材料になっていた印象です。
英最大野党・労働党のコービン党首が国民投票の再実施を提案した報道もインパクトがありましたが、それ以上に、メイ首相が、以前から強く否定していた「離脱延期」を示唆したことに市場は反応。
ユーロ、ポンドともに円に対して上昇。ユーロ円は12/27以来の127円にタッチ、ポンド円は3ヶ月振りの147円に乗せました。
そして、27日の下院審議では報道されていた通り、メイ首相はEUとの離脱交渉に「離脱延期」のオプションを議会に提示。賛成多数で可決され、相場は関係ムード。
ポンドはついに148円台に!
今後の懸念材料
足元で数ヶ月振りのリスクオン相場となっているクロス円ですが、個人的には以下の2つがリスク要因ではないかと見ています。
・インドとパキスタンのカシミール問題
・強硬姿勢を崩さないEU
インドとパキスタンはカシミール地方の領有権で昔から対立しており、たびたび紛争が起きています。両国とも核保有国であるため、「第3次世界大戦か!?」との懸念も強く、本格的に紛争が激化すれば、リスクオフで円買いになるはず。
今回の小競り合いについては、捕虜解放決定で緊張緩和が期待されますが、まだ注意が必要ではないでしょうか。
そして、離脱期限の延期を方針に盛り込んだイギリスを冷ややかに見ているEU。EU首脳は相変わらず態度を硬化しており、「正当な理由が無ければ離脱延期の交渉には応じない」とのスタンスを変えていません。
EU離脱の行く末は「土壇場で合意(メイ首相の思惑通り)」か、「離脱期限の延期」か、はたまた誰にとってもアンハッピーな「合意なき離脱」の3つに、今のところ絞られてました。
個人的には国民投票のやり直しを期待したいのですが、無理なのでしょうか。。。
これらリスク要因を意識しつつも、本日は買いを進めていっても問題なさそうですね。
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