ブレグジット交渉進展か、クロス円通貨ペアが上昇！

せっかく好調だった雇用統計もトランプ大統領の発言が水を差し（「日本が通商合意に至らなければ大きな問題になるだろう」）、ドルの伸びは鈍化。。。

イギリスのEU離脱交渉合意期限が近づいており、不安定な動きを見せるユーロ円とポンド円よりも、現状ドル円がトレードしやすいのですが、先週末の動きは非常にもったいなかったと感じます。

損化雰囲気を引っ張って月曜オープンからしばらくは方向感に欠けていたクロス円市場ですが、ロンドン時間になってからポンド円が急上昇。143.12円から144.80円まで170Pipsも高騰しました。

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ポンド急騰の原因はブレグジット関連の報道です。

www.bloomberg.co.jp

ブレグジット交渉のEU側首席交渉官であるバルニエ氏が「（交渉期限である10月末までの）8週間以内にイギリスと合意を結ぶことは可能」と交渉の先行きに楽観的な見方を示したためです。

バルニエ氏の発言でブレグジットに関する懸念が後退し、市場にリスクオン心理が戻ってきました。本日もポンド円は引き続き上昇し、日経平均株価が少々したことも好感され、ドル円にも買いが入っています。

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1週間ぶりにドル円は111.40円を超えました。ロンドン時間に移り、ここさらさらに上昇するか気になるところです。個人的には、111.55円辺りで軽く売って、利食いを111.00円においてみようかと思います。

ブレグジットに関する不安心理が後退したことで、今週木曜と金曜に予定されているBOEとECBのイベントに対して、市場はより素直に反応する可能性が出てきました。因みに、以下の指標・イベントが予定されています。

・9/13（木）20:00　英BOE 政策金利（市場予想0.75%）
・9/13（木）20:00　英BOE資産買取プログラム規模（市場予想4,350億ポンド）
・9/13（木）20:00　英MPC議事要旨
・9/13（木）20:45　ECB政策金利（市場予想0.00%）
・9/13（木）21:30　ドラギECB総裁記者会見
・9/14（金）19:00　カーニーBOE総裁発言

今週はユーロ円とポンド円の取引が面白くなりそうですね。

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